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空調機の電力削減には必須の知識!電気代の仕組みについて解説

電気代はどう決まる?料金の仕組みを知って空調機の電力削減に役立てよう

法人の電気料金は基本料金や従量料金などの要素で構成され、契約種別によっても変動します。電力削減では空調機や照明などの使用状況を見直したうえで、契約種別に合った最適な対策が必要です。

省エネの必須知識!電気代の仕組みについて解説!

電気メーター

企業の皆様にとって、電気代は大きな経費の一つです。多くの企業が電気代のコントロールに苦慮しているのではないでしょうか。効果的なコスト削減策を見つけるためには、まずは電気代の仕組みを知ることが大切です。こちらでは、法人の電気料金について解説します。

電気料金の構成

法人の電気料金決定に関する要素は次の4つです。

・基本料金

電力使用量にかかわらず固定されている料金です。電力会社のサービス提供やインフラ維持費用などをカバーするために設定されています。

・従量料金

実際に使用した電力量に応じて発生する変動料金です。電力使用量が多いほど従量料金も高くなります。通常は1kWh(キロワット時)ごとに料金が計算され、電力会社によって異なる料金単価が設けられています。

・燃料調整費

火力発電などに使用される燃料費の変動を反映するために設定される料金です。経済情勢や燃料価格の変動に応じて一定期間ごとに調整され、燃料価格が上昇すると、燃料調整費も上昇する傾向があります。

・再エネ賦課金

国の再生可能エネルギーの普及促進を目的として徴収される料金です。この料金はFIT(固定価格買取制度)の運営費用をまかなうために設けられており、再生可能エネルギーの導入や普及に貢献することを目的としています。

契約種別

法人の電気料金は、「高圧電力(小口・大口)」「特別高圧電力」といった契約種別によっても異なります。

・高圧電力(小口)

電力需要が比較的小さい法人向けの契約種別で、一般的には契約電力が50kW以下の場合に該当します。料金体系は実量制で、直近1年間のうち最も使用量が多い月を基準として料金が決まります。

・高圧電力(大口)

電力需要が比較的大きい法人向けの契約種別で、契約電力が50kWを超える場合に該当します。料金体系は協議制であり、法人ごとの状況を踏まえて電力会社との協議により料金が決まるのが一般的です。

・特別高圧電力

電力需要が非常に大きい工場や施設など、大規模な法人向けの契約種別で、契約電力が一定以上の場合に該当します。料金体系や契約条件は個別に決められ、ピークカットや自家発電の導入など、エネルギー効率の向上を促す取り組みが求められることもあるようです。

契約電力ごとの料金削減対策

契約電力に応じた適切な対策を取ると、法人の電気料金を削減できる場合があります。こちらでは契約電力ごとに有効な対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

・高圧(小口)の場合

1.ピークカット

電力需要のピークを下げ、電力使用を削減する方法です。電力需要のピーク時に必要な電力使用を制限し、電力の消費を抑えます。例えば、電力効率が良い空調や照明、生産設備といった機器に変えて、ピーク時に必要とする電力使用を削減するのも一つの方法として挙げられます。

2.ピークシフト

電力を使用する時間帯を分散させることで、電力需要ピーク時の電力消費を抑える方法です。具体的には、エアコンや照明、冷暖房などの稼働時間帯を調整し、ピーク時の電力使用を削減します。ピーク時の電力使用量を抑えると、全体的な電力使用量が変わらなくても電力料金の節約が可能です。

・高圧(大口)や特別高圧の場合

1.包括契約

複数の電力消費拠点を一括で契約することで、電気代を削減する方法です。大手電力会社などが提供するプランで、一括契約による優遇料金プランや割引が適用されることがあります。

2.競争入札

利用者側が契約電力や電力量などの希望を提示し、複数の電力会社が提案するプランを比較して、最適な電力供給プランを選択する方法です。競争原理が働き、電力会社間の競争が促進されるため、価格や条件面で有利な取引を選択できる可能性が高まります。

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法人の電気料金の仕組みを知ったうえで最適な電力削減対策を検討しよう

屋外に立っている業者

法人の電気料金には様々な要素が組み込まれています。基本料金、従量料金、燃料調整費、再エネ賦課金がその主な要素です。また、法人の電気料金は契約種別によっても異なり、高圧電力(小口・大口)や特別高圧電力などがあります。

電気料金削減のためには、契約電力ごとに適切な対策を取ることが重要です。高圧(小口)の場合にはピークカットなどの取り組みが効果的です。高圧(大口)や特別高圧電力の場合には、包括契約や競争入札が有効な手段となるでしょう。

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会社名
DDe株式会社 (旧:DDエンジニアリング株式会社)
英文表記
DDe Inc. (previously know as  DD Engineering Inc.)
創立年
2020年4月
代表取締役
小谷 一永 (おだに かずのり)
所在地
〒162-0051 東京都新宿区西早稲田2丁目18−32 SCALE803号室
TEL
03-5291-1711(旧:03-5206-3533)
URL
https://ddeng.jp/