空調機の省エネ対策を検討中なら要チェック!暖房の推奨設定温度は?
空調機の省エネ対策では暖房・冷房の推奨設定温度も要チェック!
空調機の省エネ対策として考えられるのは、暖房や冷房の推奨設定温度を守って消費電力を抑えることや、フィルターの定期的な掃除などです。また、省エネにつながる配管部品を取り付ける方法もあります。
省エネ対策をするなら必見!暖房の推奨設定温度について専門家が解説!

空調機の省エネ対策は多数ありますが、その中でも効果的な方法の一つに、適切な温度設定が挙げられます。こちらでは暖房の推奨設定温度など、省エネ対策についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
暖房の推奨設定温度
環境省による暖房の推奨設定温度は20度です。これは節電の観点からの目安であり、環境省の調査によると、暖房時の設定温度を1度低くするだけで、約10%の消費電力削減につながるとしています。
それ以外にも20度が推奨される理由はいくつかあり、そのうち大きい理由の一つが健康の維持です。暖房の設定温度を高く設定していると、室内の湿度が低くなりやすく、乾燥肌や風邪の原因になります。一方で、室温が低すぎると体が冷えて免疫力が低下し、風邪や体調不良のリスクが高まるのです。20度に設定すると体温の維持がしやすく、健康を保ちやすくなります。
また、多くの人にとって20度は快適な室温の範囲ですので、居住者の快適性を高めます。さらに、暖房の設定温度を下げると、地球温暖化防止にもつながるでしょう。暖房の使用時に発生する二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が低減し、地球温暖化を抑制するからです。
なお、冷房における環境省の推奨設定温度は、快適に過ごしながら電力消費を節約できる28度です。ただし、個人によって感じ方が異なりますので、28度が暑いまたは寒いと感じる場合は、設定温度を調整してください。
冷暖房を推奨設定温度で快適に過ごすポイント
暖房の場合は20度、冷房の場合は28度が推奨される設定温度です。快適に過ごすためには、以下のポイントに注意する必要があります。
- カーテンやブラインドを閉めて、暖気や冷気の逃げを防ぐ。
- 床暖房やエコジョーズなどの省エネ設備を活用する。
- 扇風機やサーキュレーターを併用して空気の循環を促進する。
- 暖房時には風向きを下向きに、冷房時には風向きを上向きに調節する。
- フィルターを定期的に清掃する。
- 冷暖房機器を直射日光が当たらない場所に設置する。
その他の省エネ対策
例えば、空調機のフィルターをこまめに掃除するのも対策の一つです。フィルターが汚れたままになると、空気中のホコリやカビが室内に流入し、健康被害のリスクが増える可能性があります。
フィルターの掃除は2週間に1回程度が目安ですが、エアコンの使用頻度が高い場合は、より頻繁に行うのが賢明です。フィルターの清掃は、専門業者に依頼するのもよいでしょう。
また、必要なときだけ空調機をつけるのも効果的です。冷暖房を長時間連続で使用し続けると、電気代が高くなるだけでなく、空調機の負荷も増加し、寿命が短くなる可能性があります。さらに、空調機の使用中には室内の空気が汚れやすくなり、それが健康被害につながるおそれも否定できません。
冷暖房を必要なときのみ使用することは電気代を節約できるだけでなく、エアコンの寿命を延ばし、室内の空気を清潔に保ちやすくなります。必要なときだけ空調機をつける場合は、以下の点に注意しましょう。
- 外出する30分前に冷暖房を切って、残熱を効果的に利用する。
- 室内が十分に冷えたり暖まったりしたら、冷暖房の設定温度を適切に調整する。
- 扇風機やサーキュレーターを併用して空気の循環を促進する。
- カーテンやブラインドを活用し、日射や外気の影響を調節する。
より省エネ効果を高めたい場合は、空調冷媒撹拌システムを活用する方法もあります。
空調機の省エネ対策は、暖房の推奨設定温度を守り消費電力を抑えるのがコツ

空調機の省エネ対策には、推奨設定温度の適切な設定、カーテンやブラインドの活用、風向きの調節、定期的なフィルター掃除、必要時のみの使用などが効果的です。これらの方法を組み合わせて実践することで、快適さを保ちながら最大限の省エネ効果を得られます。
省エネ対策は環境への負荷を軽減するだけでなく、電力消費の削減にもつながり、経済的にもメリットがあります。快適な室内環境を維持しながら、持続可能な生活を実現するために、積極的に省エネ対策を取り入れてみてください。
DDe株式会社では、空調機の省エネ対策の一環として、空調冷媒撹拌システム「α-HT」を配管部品へ取り付ける方法をご提案しております。業務用空調機の配管に取り付け、省エネ効果を実現します。α-HTの取り付けにより、およそ10~30%の消費電力削減を実現することも可能です。そのため、特に消費電力の大きいショッピングモールや病院、工場などでの導入事例が多数ございます。
省エネ対策として電力削減を望む企業の担当者の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最新記事はこちら業務用空調機の省エネについてのコラム
空調機の省エネ(消費電力削減)に関心があるならDDe株式会社へ
- 会社名
- DDe株式会社 (旧:DDエンジニアリング株式会社)
- 英文表記
- DDe Inc. (previously know as DD Engineering Inc.)
- 創立年
- 2020年4月
- 代表取締役
- 小谷 一永 (おだに かずのり)
- 所在地
- 〒162-0051 東京都新宿区西早稲田2丁目18−32 SCALE803号室
- TEL
- 03-5291-1711(旧:03-5206-3533)